出戻りリスナーが15年祭参加したよ

まさにタイトル通り。
出戻り経緯と感想書きなぐりたくて書いた次第。

私は中学時代をDGSと共に過ごしたと言っても過言ではない。黒子のバスケをきっかけに小野さんと神谷さんが好きになり、DGSに行き着いたよくありそうなオタクである。
大体2012年頃~2016年ぐらいまでは毎週欠かさず聴いていた。

2016年には小野さんファンの友人と一緒にDGS博覧会とEXPOに参戦したのを覚えている。
初めて飲んだルービーことルートビアは確かに湿布の味がして感動した。
可愛いS丸くんに「S丸くん可愛い〜〜叩いて〜〜」と戯れに行ったら中に入っていたと知って震えた。
ロッコで目の前に来てくれた3Mさんはとてつもなくデカかった。確かに3mあった。むしろ体感5mだった。
こうして、6年経った今も語れるくらいには思い出深い現場の1つだ。

「そこまで好きだったのになんで離れたんだよ」と言われると答えは単純で、環境の変化に対して日々の時間の使い方が下手だったことと、他に推しが出来たこと。
他に推しが出来てもラジオは聴けるだろ。って今の私なら言うけれど、沼落ち直後のオタクって特に盲目。脇目も振らず新たに出来た推しに一直線だった。
そうして行くうちに次第にラジオを離れてしまった。

「じゃあ何がきっかけで出戻ったんだよ」という話だ。
新たに出来た推し界隈を見るのがしんどくなってしまった期間があったからだ。活動自粛や途絶えた供給など、オタクとして不安になることが度重なった。

更にはこの時コロナ禍真っ只中。いつも心の支えはエンタメだった私は、見通しの立たない真っ暗な状況がしんどかった。推しの過去作を見るにも不安が増幅してしまい、八方塞がり。

一度意図的に違うものを見ようと、しばらく開いてなかった2次元オタク時代のTwitterアカウントを見ると、#dgs の実況ツイート。そっか、まだ番組やってるんだ。リスナー時代を思い返すと、笑わなかった回は無かった。中高生とかだったので、親に夜更かしがバレないように布団に潜って声を殺して笑ったものだ。


ここなら心が軽くなるかもしれない。


radikoのタイムフリーで拝聴した。
この時聴いた回は神谷さんと小野さんが童謡を熱唱する回だった。パタパタママ、一本でもにんじん、にこにこぷんぞうさんのあくび。クセの強い歌い方をしてゲラゲラワッハッハしてる2人は、DGS学園校歌やFLYING THE SKYを熱唱していた“あの頃”となにも変わっていなかった。選曲と歌い方に笑いつつも涙が溢れた。

それからは毎週欠かさず聴いた。
見ていなかったMOVIE 3とLIVE SURVIVEは円盤を購入して見た。

LIVE SURVIVEの円盤を見て気づく。

あれ、MOBかっこよくない……?
おもろくてかっこいいとかずるくない??

ひょんなきっかけで生まれたバンドのはずなのに、個性的なメンバーの構成、今は珍しいツインボーカル……あれ?沼?
EXPOで見たはずなのに、もともと好きだったとはいえ、久しぶりに見たMOBがどうにも私のツボに刺さった。
他界隈の推しが言っていた「テッペン取ってやりますよ、みたいな一種の勘違いも魅力になる」……多分これだ。んー?これか?違うかも。

まぁ、いい。どうにもMOBに魅了されてしまった私は6.9周年記念アルバムを購入し、無観客配信も2つともちゃんと拝見した。

私が聴いていた頃は公式にファンネームが無かったと思うが、いつの間にかメスガソリン・オスガソリンという立派なファンネームが出来ていた。配信ライブに先駆けて個人のファンネームも出来た。
ちなみに私は「調教師兼ヤギマンブリッジ」である。あの配信のとき私のコメントを拾ったかは知らないが、ONO-Dさんに「兼任すんな!」と言われたのは思い出深い。ごめんなさい。1人に絞れなくて。

この頃色んな界隈で生配信ライブが行われていたけれど、私が見た中で個人的にDGS(MOB)の生配信ライブが1番感動したかもしれない。2人を隔てるアクリル板すらも演出の一部になりうること、無観客ならではの力入れたカメラワーク、無観客だからこそ出来ることってこんなにあるのかと気づかせてくれたライブだった。


そして発表された15年祭。
私は最終日に参戦する。
ちなみにここまでの文章は、ぴあアリに向かう電車内でミュージックXを聴きながら書いている。帰りに感想を打ち込もうと思う。急に語彙力が下がるかもしれない。許して欲しい。



以下からイベントの感想になるよ。
メスガソリンなのでMOBの熱量高めだけど許して。

開演前に関連楽曲(?)が流れるの変わってなくて、ソイヤもコブラも流れて懐かしくなっちゃった……。一世風ウィンもスペースコブウィンも懐かしいな……。あっちサイコガン!意味わからなかったけどしぬほど笑ったもんな……
相変わらず選曲が大概Girl向けじゃないところも変わってない。

土曜日の靴音
まさかしっとりオシャレに始まると思わなくて、でもそれが15年の月日を感じてジーンとしちゃったな……そして振付の可愛いこと可愛いこと。

WE ARE OPEN
最初の泣きポイントであり、振付楽しすぎた曲。DGSの楽曲は初見でもすぐ真似できる振付が楽しい。あと会場の一体感が本当に凄い。座席が4階スタンドだったからこそ、客席のペンラの動きがよく見えて演出の1つのようで綺麗だった。
WE ARE OPENは出戻りオタクのココロにぐさぐさ刺さる歌詞。生で聴けたこと、既に楽しいこの空間に「出戻って良かったな」を強く実感して、涙が出た


タイムリープ
EXPOで楽曲アワードも生誕祭アワードもやったけど、どうするんだ??と思ってたら「後悔を消しに行く」とは思わなかったし、まさか現場で2度もドリアンを見るとは。直前まで神谷さんがメンズメイドやるのか!?と思ったけど猫カフェだった。サプライズ。諏訪ネコさんと神谷ネコさんのサイズ感とやり取りが双子感あって切実に小野さんになりたいと思った。あ、でも500円あんなに取られるならいいや……。4公演あったわけだけど総額いくら猫さん達に持っていかれたんだろう……。

あと1個だけいい???神谷浩史聖誕祭2015 のダンディな男を目指すときに出てきたのは「ダンD」じゃなくて「ブロンソン」じゃない????!!!!!!!!髭と胸毛を賭けて戦ってたよね!!!!!????(私は何を言っている?)


お祭りメドレーでトロッコをやぐらにするのも、でろりあんで通路1周するのも天才かと思った……。あんなのみんな楽しいじゃん。それにお客さんが毎回違うから、客席回る系は公演ごとにテンション感とか客席の盛り上がり方も違うだろうし、複数公演入った人は楽しかっただろうな〜〜
にしても、DGSのイベントのトロッコ演出って毎回凝ってるから凄い。客席周回に意味を持たせてるイベントやライブって意外とないと思うんだよな……。諏訪さん最高です。



SPEEDILLUSION
配信で見て大好きになった曲。配信で見て「この曲生で見たい!!」と思った曲。3年前のOPだからやってくれるかな〜と思ったけど、まさかジャケ写風衣装でやってくれるなんて……( ;​; )
盛り上がりのとこで誰も見えなくなって、特効がゴリッゴリでかっこよかったな……。

ワクワクしてたらMOB出てきて思わず「フェ!???」って小さく声出ました。ごめんなさい。あまりにもサプライズで。
MOBがDGSの曲を振り付きでやってくれるなんて。SURVIVE後にまさかそんなことがあるなんて。すぐさま持っていたキンブレを青とピンクにしてブンブンしました。誰の発案かわからないんですが、直接お金振り込ませてください、まじで。
MOBのDGS曲カバーまじで需要しかないと思うんで、初ミニアルバムから曲数が増えた今またあったらいいな……なんてメスガソリンは思ってます。


記者会見
「ライブのとき、曲よりMCの時間が長い!」の後のDO-Sの「俺らじゃん!」とそれを受けてのYAGI84の笑顔〜〜〜!!!!最高か〜〜〜〜??!!!!!
その後のHIRO-Cが照れながら「メンバーどうしの仲がいい」に「俺らじゃん」のDO-S〜!!!!!!!MOBへの愛が溢れた瞬間だったよ( ;​; )
3Mの「在庫の半分お前にやる」のときの「負債だよ」のスピード感も最高でウワァァァァ!!ってなっちゃった。
やっぱオラはメスガソリンだ……


3illion Seller
「お前と笑い合う未来を」のONO-Dの歌声がそれはそれは甘くて天を仰いだ。「はぁぁぁぁぁ……」と深い息を吐いて4階スタンドながら膝から崩れそうになったけれどなんとか持ちこたえた。あとあの目!!!!!!HIRO-Cが言ってた「目で落とす」を体現してた……見事に落ちました……。
アリーナで浴びた調教師は無事だったろうか。私はあなた方が心配です。

あと、レポを見たら神戸公演がメリクリだったらしく、ヤギマンブリッジの私はひどく悔しい思いをしたので、円盤には入れてください。内田社長お願いします。



見てて気づいたこと
MOBの曲に「君」って歌詞がある場合はボーカル2人がお互いを見合うことが多いんだけど、DGSの曲の時はほぼ100%客席を見ていて、「たった1人のアナタのために」がここで効いてくるのか……と激重感情を抱えてしまった。重い。15周年重いよ。


まさか15周年でもドリアンがフィーチャーされるとも、4LOとFCMに参戦出来なかった私が生でパーティフライトとShiny×Shinyを聴けることも予想外だった。お祭りメドレーという形で歌ってくれてありがとう。
TENder-landでEXPOのときの振付が自然と思い出されて反射的に踊ってた。強く思い出に残ってる証拠だね。

本編最後に「僕たちの轍」を持ってくると思ってたら、「神谷浩史小野大輔の!」「Dear Girl Stories でした!」でMaster Pieceは行くのずるくない??ダバダバ泣きました。この4時間も30分のラジオから生まれてるんだと思うと不思議な気持ちになった。永遠にこの楽しい時が続けばいいのにな〜って心の底から思ってた。



アンコール~Wアンコール
「風を浴びて肩を抱き寄せ今は」のところで今回も泣いた。毎回泣いてしまうんだよな……。EXPOでも泣いたし、円盤見ても泣くし、どうにも涙腺に来てしまう。

からのライオン。
必死さが伝わってきて切実に生き延びて欲しかった。……だめだった。


15周年イベントを15の夜で締めるの天才すぎてドデカ拍手しました。
あんな最高発想どこから思いつくんですか……
しかもあのカラカラ…と切なく響くチェーンの音……。ぴあアリで自転車の音が響いたのはおそらく初めてじゃないかな。そんなこと言ったらぴあアリでドリアン食べたのも初めてだろうけども……


4時間という大ボリュームイベントでありながら、DGSらしさが詰まっていて、ぴあアリーナであの空間を作れるのはどこ探してもDGSだけだと思った。
とにかく自分らの楽しいことして、皆で後先考えず楽しんで、盛り上がって、笑って。
エンタメの楽しさや大切さを直に感じたイベントだった。
オラァ、エンタメが好きだ。
無いと生きられねぇと思うくらいに。





10年は節目として締めくくった集大成
15年は今ある後悔を消して前向きに20年へ

突然出戻っても変わらないラジオ
数年ぶりに参戦しても変わらないイベント
最後の神谷さんの挨拶に「共犯意識」という言葉があった。この言葉の時にMonster's Showを思い出した。

「お前に応え カオスな振る舞いがエスカレートしてく週末」

「Monster Lady気付かぬうちに 俺を闇へ導いた」

内輪ネタで盛り上がる深夜ラジオっぽさをアリーナ規模でやる番組、そりゃあ無敵だし唯一無二だと思う。

私「ラジオのイベント行ってくる!」
「会場どこ?」
私「たまアリ!/ぴあアリーナ!」
「……は?」

そりゃそう。

この唯一無二感はDGSでしか味わえないし、唯一無二だからこそ一度好きになったら他で同じ満足感や心の栄養は得られない。

このブログを書いている間にも凹むことがあった。その時に真っ先に逃げたのもDGSのラジオ、楽曲、そして15年祭のアーカイブ配信だった。

お2人が「俺たちいつまでも変わんねぇな!」って笑い合うことがたまにあるけれど、それで救われてるリスナーがいる。その存在を知って欲しくてこの感想ブログを書いた部分もある。


続けてくれてありがとう。
変わらないでいてくれてありがとう。
私の心の実家です。



先日、七夕があったので願い事を1つ。
オリジナル楽曲数がようやく2桁行ったMASOCHISTIC ONO BANDの単独ライブが開催されますように。15年祭で全弾出し尽くした後なのですぐにとは言いません。いつかでいい。メスガソリンは願います。




ここまで読んでくださった方が居たら、長々とお疲れ様でした。

出戻って良かった。
幸せな4時間をありがとう。
楽しい30分をこれからも。


Go to the 20th!!